Detente/The Brecker Brothers
ブレッカー・ブラザース手直し聴き、今日は第5作目。前作の「ヘヴィー・メタル・ビバップ」で思いっきりファンク・ロック的な凶暴なライヴを見せつけてくれたと思ったら、今回はポップなブラコン路線の強いアルバムになっていて、従来から聴いてきたファンには戸惑いを隠せないものもあるなあ、と聴いていて思いました。何たって1-3曲目はヴォーカルの曲ですし、別に奇をてらった複雑な感じでもなく、リズムもファンク系ながらシンプルでストレート。6、8-9曲目あたりに以前からのメカニカルな路線が入っていますけれど、やっぱり時代は変わったかな、と思わせるアルバムではありますね。参加ミュージシャンは豪華だし、これはこれで悪くはないのだけれども。
Detente/The Brecker Brothers(Novus) - Recorded 1980. Michael Brecker(Ts, Fl), Randy Brecker(Tp, Flh), George Duke(Key), Hiram Bullock(G), Paulinho Da Costa(Per), Steve Gadd(Ds), Mark Gray(Key), Don Grolnick(Key), Neil Jason(B), Steve Jordan(Ds), Ralph MacDonald(Per), Marcus Miller(B), Jeff Mironov(G), D.J. Rogers(Vo), David Spinozza(G), Carl Carlwell(Vo), etc. - 1. You Ga (Ta Give It) 2. Not Tonight 3. Don't Get Funny With My Money 4. Tee'd Off 5. You Left Something Behind 6. Squish 7. Dream Theme 8. Baffled 9. I Don't Know Either
共作も含めランディ作が5曲、マイケル作が4曲。プロデューサーがジョージ・デュークのせいか、おもいっきりポップな感じ。リズムがかなり整理されて分かりやすく、今のフュージョンとイメージが近いです。相変わらずメンバーは豪華。ファンクでポップなヴォーカルフュージョンの1曲目、バックにホーンセクションもあるヴォーカルポップスの2曲目、ファンクな黒いノリがなかなかのヴォーカル曲の3曲目、シンプルなリズムでメロディアスなソロが続く4曲目、8ビートで明るい曲調のストレートな5曲目、以前からの複雑な曲調もあってやや渋いアップテンポの6曲目、メロウなサックスが聴けるややスローに進む7曲目、ファンク的な、それでいて複雑な構成も併せ持つ8曲目、相変わらずのメカニカルな路線も捨てていない9曲目。
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