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2007/01/18

Astrakan Cafe/Anouar Brahem Trio

1718

アヌアル・ブラヒムのリーダー作。彼は民族音楽色の濃いアルバムと、西洋音楽との折衷作を出してますが、今回はウード、クラリネット、パーカッションと、民族音楽色のアルバムです。クラリネットも中東音楽の色合いを出していますし、こういう民族的な、しかもオリジナルの曲を聴けるのは、ECMがあればこそだと思います。便宜上ジャズに入れているだけで、事実上民族音楽的なオリジナルなので、聴く人を選ぶかもしれませんが、一定数こういう音楽のファンはいるようで、彼のアルバムも何枚も出続けていますね。

 

Astrakan Cafe/Anouar Brahem(Oud) Trio(ECM 1718)(輸入盤) - Recorded June 1999. Barbaros Erkose(Cl), Lassad Hoshi(Per) - 1. Aube Rouge A Grozny 2. Astrakan Cafe(1) 3. The Mozdok's Train 4. Blue Jewels 5. Nihawend Lunga 6. Ashkabad 7. Halfaouine 8. Perfum De Gitane 9. Khotan 10. Karakoum 11. Astara 12. Dar Es Salam 13. Hijaz Pechref 14. Astrakan Cafe(2)

(01/01/07)ウード、クラリネット、パーカッション(Bendir, Darbouka)というかなり変則的な組み合わせ。大半がオリジナルですが、アゼルバイジャン、トルキスタンなどの地名のついている曲も半分ぐらいあります。いわゆるジャズ度はなく、中近東風なワールド的色彩が強いアルバム。クラリネットは本来は西洋の楽器のはずなのに、すっかり中近東の音色であり、メロディを奏でています。とはいうものの伝統的というよりは現代的なのかも。色合いとしては深い青で、このあたりがこのサウンドの巧みさなのではないかと思います。 エコーの効いているサウンドとECM流のミキシングがエキゾチックさを増している気がします。哀愁の漂うメロディアスな曲が多い感じ。たまには地域的にトリップしてみるのも良いのかも。

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