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2007/02/01

An Acrobat's Heart/Annette Peacock

1733

アーネット・ピーコックのリーダー作。ストリングスをバックに、ヴォーカルと、時にピアノを弾いています。彼女のヴォーカルも、他のECMの女性ヴォーカリストと同じくジャズらしさというのはありません。というわけで、弾き語りに弦楽四重奏団がついているような感覚の、ライトである意味厳かなサウンドが流れていく、という感じの歌が続きます。彼女の歌は、そんな彼女独自の素直さというか、そう言うものが出ていて、曲も緩急があまりないので、そのままゆったりと進んでいく感じですね。どちらかというと、作曲者としての方が有名なのかも、と思ってしまいます。

 

An Acrobat's Heart/Annette Peacock(Vo, P)(ECM 1733) - Recorded January and April, 2000. Cikada String Qartet: Henrik Hannisdal(Vln), Odd Hannisdal(Vln), Marek Konstantynowicz(Viola), Morten Jannisdal(Cello) - 1. Mia's Proof 2. Tho 3. Weightless 4. Over. 5. As Long As Now 6. U Slide 7. B 4 U Said 8. The Heart Keeps 9. Ways It Isn't 10. Unspoken 11. Safe 12. Free The Memory 13. ,Ever 2 B Gotten 14. Camille 15. Lost At Last

キカーダ・ストリング・クァルテットとの共演盤。彼女は不思議な人です。全曲彼女の作品であるには違いないのだけれど、曲にはいわゆるジャズ色はなく、彼女のヴォーカルもいわゆるジャズヴォーカルではありません。淡々と歌っている感じがします。それでいて独特な旋律。逆に言えば歌いにくそうな感じが漂ってきます。ただ、それにもかかわらず彼女の作品を演奏してきたミュージシャンは多いのです。今回はストリング・クァルテットが寄り添うように参加していて、静かに、静かに彼女独自のヴォーカル、旋律で曲は流れていきます。全編にわたってそのままの流れで進んでいく感じ。 楽器編成からか、少々平板なのですが、このあたりがECMの流儀なのでしょう。やっぱり彼女のファンかECMファン向けかも。(00年10月21日発売)

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