Achirana/Vassilis Tsabropoulos(P)/Arild Andersen(B)/John Marshall(Ds)
Vassilis Tsabropoulos(読み方が難しいのですが、ヴァシリス・ツァブロポーロスかな)はギリシャのピアニスト。ジャズ(と言ってもECM流のジャズですが)とクラシックの両刀使いです。それにしても、知っている方がどれだけいらっしゃるか、ちょっと不安なマイナーな世界(笑)。
Achirana/Vassilis Tsabropoulos(P)/Arild Andersen(B)/John Marshall(Ds)(ECM 1728)(輸入盤)- Recorded October 1999. - 1. Achirana 2. Diamond Cut Diamond 3. Valley 4. Mystic 5. The Spell 6. She's Gone 7. Fable 8. Song For Phyllis 9. Monologue
(00/09/10)9曲中Vassilis Tsabropoulosが5曲作曲。アリルド・アンデルセンは2曲作曲。ECM流冷たくて美しいピアノ・トリオのアルバム。色彩感覚としてはやや沈んだ色合い。その静けさと美しさは、タイトル曲でおそらくフリー・インプロヴィゼーションの1曲目に顕著。2曲目もフリー・インプロヴィゼーションですが、やや盛りあがります。他は、大半がピアニストのツァブロプーロスの作品。ゆったりして牧歌的なアンデルセン作の3曲目、マイナー調でややスピード感のある4、7曲目、ドラマチックにだんだんと盛りあがって収斂していく10分台の5曲目、ノルウェーの民謡が元 になっている幻想的な6曲目、哀愁が漂っていて静かな8曲目。クリスタルな感じで幕を閉じる9曲目。それにしても何とも言えず美しい。
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