Voice In The Night/Charles Lloyd
チャールス・ロイドのリーダー作。今回はギターを交えたピアノレス・クァルテットですが、メンバーがすごいです。もう鬼籍に入ってしまった人もいますけど、当時としては、このままずーっとこういうメンバーで行くものだと思ってました。やっぱりロイドのアルバムはこのあたりどれもいいですが、ジョン・アバークロンビーの参加で、けっこうこのアルバムは好きですね。ロイドはマイペースだけど、他のメンバーも同じスタンスのような気がしています。やはり、レーベルの守備範囲はあまり崩さなかったけれど、それでも自由に演奏している方かな。
Voice In The Night/Charles Lloyd(Ts)(ECM 1674) - Recoreded May, 1998. John Abercrombie(G), Dave Holland(B), Billy Higgins(Ds) - 1. Voice In The Night 2. God Give Me Strength 3. Dorotea's Studio 4. Requiem 5. Pocket Full Of Blues 6. Homage 7. Forest Flower: Sunrise/Sunset 8. A Flower Is A Lovesome Thing
メンバーが豪華。前作までの5作品がピアノ(そう言えば5作品ともボボ・ステンソンでした)を交えたクァルテットだったのですが、今回はギターを交えたクァルテットなので硬質感がとれてもっと親しみやすいサウンドに仕上がっていると思います。 8曲中6曲はオリジナル。エルヴィス・コステロとバード・バカラックの共作が入っているあたり今風ですが、曲はなかなか。有名すぎるくらい有名な「フォレスト・フラワー」は、こちらのヴァージョンの方が洗練されているように感じます。6曲目はスリルあり。8ビートの曲もあったり、曲調はさまざまですが、ある意味でECMらしからぬアルバム。比較的聴きやすいということで、オススメ盤。 ただし、チャールス・ロイドは相変わらずマイペースでサックスを奏でています。(99年5月19日発売)
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