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2006/12/18

Tales Of Rohnlief/Joe Maneri/Barre Phillips/Mat Maneri

1678

ジョー・マネリ、バール・フィリップス、マット・マネリの微分音のジャズの世界のアルバム。出だしを聴いただけで、音程の失調感を味わうことになりますが、これも音楽の領域を広げている、ということには間違いはないとは思います。彼らのプロデューサーはスティーヴ・レイクで、こういう超硬派なフリーには、関わっている確率は高いですね。よくマンフレート・アイヒャーが許可を出したこと。もう彼らのアルバムは何枚も出ていますし。久しぶりに聴き直したけど、やっぱり今は通しては聴けないなあと。人それぞれですが。

 

Tales Of Rohnlief/Joe Maneri(As, Ts, Cl, P, Voice)/Barre Phillips(B)/Mat Maneri(Vln)(ECM 1678) - Recorded June 1998. - 1. Rohnlief 2. A Long Way From Home 3. Sunned 4. When The Ship Went Down 5. The Aftermath 6. Bonewith 7. Flaull Clon Sleare 8. Hold The Tiger 9. Canzone De Peppe 10. The Field 11. Nelgat 12. Elma My Dear 13. Third Hand 14. Pilvetslednah

フリー・ジャズの部類に入るのではないかと思うのですが、マネリ親子は1オクターヴを72音階に分ける「微分音」の奏者だとのことです。アルバム全体にわたってビートを刻む楽器がなく、しかも平均率にどっぷり使っている私にとっては耳慣れない音階でアンサンブルがうねる不思議な流れ。時々ヴォイスが出ますが、これも不思議な音階。爆発する事もあまりなく淡々と、しかもテンポも不明の流れにのって時間が過ぎ去っていきます。ある意味で聴くものに忍耐を強いる儀式となるかもしれません。14曲ありますが、曲ごとに聴くよりは通して聴くアルバムではないかと思います。たまに出てくるピアノが、フリーながらも音階的にホッとします。ここに加わっているバール・フィリップスも雰囲気を合わせています。(99年9月15日発売)

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