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2006/12/04

Some Other Season/Philipp Wachsmann/Paul Lytton

1662

Philipp WachsmannとPaul Lyttonによる、エレクトロニクスも使ったフリー・インプロヴィゼーション。これもプロデューサーはスティーヴ・レイクで、やはりかなりの硬派なフリーになっています。彼に任せているマンフレート・アイヒャーも、なかなか太っ腹だと思いますが、こういうアルバムも隠れがちですがECMから出ています。このアルバムはそれでも、ジョー・マネリの時よりは調性があるようなので、聴いていてもそんなに違和感はないと思います。ただし、エレクトロニクスがけっこう前面に出ている感じはしますが。

 

Some Other Season/Philipp Wachsmann(Vln, Viola, Live Electronics)/Paul Lytton(Per, Live Electronics)(ECM 1662)(輸入盤) - Recorded October 1997. - 1. The Re(de)fining Of Methods And Means 2. Shuffle 3. Leonardo's Spoon 4. Choisya 5. Shell 6-10. The Lighting Fields 11. Nu Shu 12. Riser 13. The Peacock's Tail 14. Whispering Chambers 15. A La Table 16. The Claw And Spur 17. Glide 18. From The Chalk Cliffs 19. Some Other Season

(03/09/02)全曲共作あるいはどちらかのオリジナル。基本的には弦楽器とパーカッションのデュオの作品なのですが、非旋律的な曲が多いです。曲によってエレクトロニクス(シンセサイザーの一種か)を多用していて、電気的かつ空間的な世界を現出させています。1曲目などはエレクトロニクスが完全に前面に出たゆったりとした作品。2曲目は生音も出てくるのですが、やはり効果音的な使われ方で、ある種のフリー・ジャズの世界。他の曲も聴く者に緊張を強います。4、13、18曲目のPhilipp Wachsmannのソロは素直な楽器の音とメロディ中心で、アルバムの中では珍しい。6-10曲目は短めの組曲ですが、やはりここでもフリー。17曲目はデュオながらやや旋律的か。19曲目のタイトル曲は独特な間があります。

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