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2006/12/19

Requiem For A Dying Planet/Werner Herzog/Ernst Reijseger

Requiem Winter&Winterレーベル落穂拾い7日目にして最終日。やっぱり今までの7日間、見落としていたアルバムだけのことはありました(笑)。このアルバムも、ジャズというよりは欧州辺境系とアフリカのゴッタ煮的な、そして宗教的意味合いがあるかどうかは分かりませんが、荘厳な感じがするアルバム。ある意味、ECMのステファン・ミクスのコーラス入りのアルバムの部分に似たものを持っています。やっぱり欧州ではこういうサウンドが好まれるのかもしれません。映画音楽とのことで、映画にこういうサウンドが使われるって、どんな映画だろうと想像させることはあります。不思議な味わいを持ったアルバムです。

 

Requiem For A Dying Planet/Werner Herzog/Ernst Reijseger(Cello, Voice)(Winter&Winter 910127-2 Music Edition)(輸入盤) - Recorded June 12-13, October 10, 2004. Mola Sylla(Vo, M'bira, Xalam), Voches De Sardina: Tenore E Cuncordu De Orosei: Patrizio Mura(Voche), Gianluca Frau(Voche E Cronta), Mario Siotto(Bassu), Piero Pala(Voche E Mesuvoche), Massimo Roych(Voche E Mesuvoche) - 1. Intro Dank Sei Der Gott 2. Dank Sei Der Gott 3. Longing For A Frozen Sky 4. A Una Rosa 5. Libra Me, Domine 6. In Search Of A Hospitable Place 7. Sanctus 8. Bad News From Outer Space 9. Su Bolu 'e s'Astore 10. Mura/Ballu Turturinu 11. Song Of The Desert 12. Kyrie

(06/12/17)Werner Herzog作の2つの映画の、音楽集。映画は「The Wild Blue Yonder」「The White Planet」。一部のトラディショナルやクラシックを除いて作曲がエルンスト・レイスグル、歌詞があるものは作詞がMola Syllaというパターンが多いです。チェロのクラシック的な要素と、アフリカのヴォーカルにサルディナの男声コーラスがかぶさるという、異種混合の民俗音楽的な曲調で、淡々としていながらもけっこう印象は強め。やっぱり西欧の曲調を基調に、アフリカのヴォーカル、曲のよっては民族楽器を入れたところが逆に哀愁というか叙情感を誘っています。流れるようなチェロのアルコ、あるいはピチカートをバックに、ある意味荘厳に、ある意味朗々と歌が展開していくのは、無国籍的ながらも宗教的な要素を感じさせる音楽。

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