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2006/12/02

Milvus/Mats Eden, Jonas Simonson

1660

Mats EdenとJonas Simonsonによる、ジャズではない、民族音楽とでも言うのか、なんだか素朴なイメージもあって、何か非西ヨーロッパに立っているような気持ちにさせてくれる音楽。トラディショナルもあるので当然ですね。2人だけではなくて、弦楽四重奏団が入っている曲もあって、あらかじめアレンジがされているのでしょうが、クラシックにより近い感じもします。こういうアルバムもあるからECMはジャズとクラシックだけではなくて、もっとあらゆる所へボーダーレスに進んでいくんだな、と改めて思いました。

 

Milvus/Mats Eden(Vln), Jonas Simonson(Fl, Afl)(ECM 1660)(輸入盤) - Recorded September 1997. Cikada String Quartet: Odd Hannisdal(Vln), Henrik Hannisdal(Vln), Marek Konstantynowicz(Viola), Morten Hannisdal(Cello) - 1. Havang 2. PolskaEfter Artbergs Kalle Karlstrom 3. Stegen Pa Taket - Plska Efter Lejsme Per Larsson 4. Variation 1 5. Septemberljus 6. Den Lyckliga (Beate Virgine) 7. Nordafjalls - Efter Torleiv Bjorgum 8. Vardag 9. Variation 2 10. Backahasten 11. Sjoraets Polska 12. Spillet 13. String Quartet No. 1

(99/12/10)曲はオリジナルもあればトラディショナルもあります。 半数以上がMats Edenのオリジナル。ヴァイオリンとフルートの演奏が中心で、最後の曲(実際は13-15曲目)にストリング・クァルテットが加わります。サウンドは北欧的というのか、もっと幅広い民族音楽的というのか、旋律が明らかに西ヨーロッパ圏とは違う、エキゾチックな場面を見せることが多いです。ジャケットの解説を見ると、西スウェーデンの伝統的なフォーク音楽に親しんで育ったことと関係があるらしいのですが。フルートがまるで尺八のような音を奏でる曲もあったりします。空間を生かしたサウンド。ヴァイオリンの独特な旋律もけっこう耳に残ります。弦楽四重奏団が入っている曲は、よりクラシックに近いような響きがあります。

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