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2006/12/11

Magnum Ignotum/Giya Kancheli

1669

ギヤ・カンチェーリの当時の新作。やはり彼独特の静かな場面が荘厳な雰囲気があって、時々盛り上がるというのはありますが、2曲目で演奏に朗読や合唱のテープをかぶせていて、ある意味ECM的なボーダーレスという感じもしなくもない、特殊な演奏になってはいます。やはりこういう面で、ある程度聴く人を選ぶのかなとも思いますけど、現代音楽としてはそんなに急進的でもないなあ、とも思います。

 

Magnum Ignotum/Giya Kancheli(ECM New Series 1669) - Recorded December 1997. Mstislav Rostropovich(Cello), Royal Flanders Philharmonic Orchestra, Jansug Kakhidze(Cond) - 1. Simi 2. Magnum Ignotum

1曲目は20世紀グルジアの現代音楽家ギヤ・カンチェーリがチェロのムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために作曲した曲だそうで、現代的な響きと荘厳な雰囲気をあわせ持っています。心情に訴えてくる哀愁系の旋律も時々聴くことができます。2曲目のタイトル曲は、オーケストラの演奏に朗読や合唱などのテープをかぶせた、現代音楽としてはちょっと変わったアプローチになっています。ただ、表現としては自然な印象。(00年11月22日発売)

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