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2006/12/21

Ignis/Paul Giger

1681

Paul Gigerのリーダー作。中世音楽を素材にして現代のアレンジをしている、とあり、その元の音楽を誰が作曲したのかを記録していなかったのが少々悔やまれます。こういうアレンジものもNew Seriesでは、時々あります。そう言うものの多くは、不完全な楽譜の修復だったり、創造だったりしますが、現代のアレンジというのは、珍しい。ただ、基本的には宗教音楽なので、実際聞いてみると難解なイメージはなく、すんなり聴けると思います。

 

Ignis/Paul Giger(Vln)(ECM New Series 1681) - Recorded June 1998. Marius Ungureanu(Viola), Beat Schneider(Cello), Estonian Philharmonic Chamber Choir, Tonu Kalijuste(Cond) - 1. Organum 2. Karma Shadub 3. Tropus 4. Alleluja 5. O Ignis

弦楽三重奏の演奏と、曲によって合唱団も参加した(2-3、5曲目)アルバム。中世音楽が素材になっていて現代のアレンジを施したものが中心とのことです。サウンドは古くはありませんが、中世の音楽は基本的に宗教音楽なので、特に合唱団が参加した曲は荘厳な感じがします。2曲目は21分台の、持続音から徐々に盛り上がって、その上をさまようヴァイオリンの独奏の曲。27分台の5曲目も、哀愁・荘厳路線です。(00年9月23日発売)

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