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2006/12/20

From The Green Hill/Tomasz Stanko

1680

トーマス・スタンコのリーダー作。ジョン・サーマンやディノ・サルーシなどが加わると、こうなるのかなという、それに北欧のリズム隊ですしね。プロデューサーのマンフレート・アイヒャーが人選をしたのかな、と思われます。スタンコの作曲が多いので、今回はそれで勝負かな、と思います。他にクリストフ・コメダの2テイク、サーマンの3曲と、少しカラフルな方向へ向きを変えて。それでも、1枚ごとに飽きさせず、いろいろな工夫を凝らして聴かせてくれますね。

 

From The Green Hill/Tomasz Stanko(Tp)(ECM 1680) - Recorded August 1998. John Surman(Bs, Bcl), Dino Saluzzi(Bandoneon), Michelle Mekarski(Vln), Anders Jormin(B), Jon Christensen(Ds) - 1. Domino 2. Litania (Part One) 3. Stone Ridge 4. ...Y Despues De Todo 5. Litania (Part Two) 6. Quintet's Time 7. Pantronic 8. The Lark In The Lark 9. Love Theme From Farewell To Maria 10. ...From The Green Hill 11. Buschka 12. Roberto Zucco 13. Domino's Intro 14. Argentyna

国際的なメンバーの集まりで、しかも個性的な楽器編成なので、その組み合わせが面白い。しかも、東欧、北欧、イギリス、アルゼンチンと、音の色彩感覚豊かな広がりがうれしいアルバムです。ただしそこに広がる光景はやはり寒色系の深く沈んだ渋い世界のような気がしています。前作にもあったクリストフ・コメダの「リタニア」が2テイクと、ジョン・サーマンの曲が3曲。「リタニア」は小品ながら、深みがあります。他はトーマス・スタンコ自身のオリジナル。通常の長さの曲と短い曲が混在し、哀愁系とフリー・インプロヴィゼーション系の曲のイメージが行きつ戻りつしています。 特に哀愁系の曲は、深く心の中に入りこんでくるメロディです。タイトル曲の10曲目は、淡々と内省的な語り合いが続く曲です。(99年11月1日発売)

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