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2006/12/06

First Impression/Misha Alperin with John Surman

1664

ミシャ・アルペリンのリーダー作。編成としては比較的オーソドックスなのですが、ECMなので、平均的なジャズ・クインテット的な演奏はしてくれなくて、あくまでもECM流のアンサンブル的な演奏が多いです。考えてみればこういうサウンドがECMでは主流なわけで、静かな中に浮かび上がるメロディという感じの曲が多めになっています。ソロ。ピアノの曲も何曲かあるし、ゆったりとアルバムの時間軸に沿って流れていくのが、ある人にとっては心地よい、ということになってきます。時々ピリッとした演奏も出てきます。

 

First Impression/Misha Alperin(P) with John Surman(Ss, Bs)(ECM 1664)(輸入盤) - Recorded December 1997. Arkady Shiikioper(French Horn, Flh). Terje Gewelt(B), Jon Christensen(Ds), Hans-Kristian Kjos Sorensen(Per, Marimba) - 1. Overture 2. First Impression 3. Second Impression 4. Twilight Hour 5. City Dance 6. Movement 7. Third Impression 8. Fourth Impression 9. Fifth Impression

(03/09/02)全曲ミシャ・アルペリンの作曲。比較的オーソドックスな編成ですが、見事な彼ら流のサウンド。1曲目では夢幻の中を漂うような出だしから徐々に彼らならではのメロディが紡ぎ出されていきます。ソロ・ピアノでしっとりとした小品のタイトル曲の2曲目、やや静かながらフリー・インプロヴィゼーションに近い感触の3曲目、薄暮の世界をうまく表現している、ゆったりとした4曲目、アルバムの曲の中では押し出しのはっきりした、硬質ながらもやや外側を向いている5曲目、現代音楽的なリズミカルかつドラマチックな展開とでも言うような6曲目、スペイシーで安らぎと揺らぎのあるソロ・ピアノの7曲目、それぞれの楽器が緊張感を持ちつつ語り合っている8曲目。そして小品の9曲目で静かに幕を閉じます。

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