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2006/12/18

Continuum/Georg Graewe/Ernst Rejiseger/Gerry Hemingway

Continuum
Winter&Winterレーベル落穂拾い6日目。もうこのあたりのアルバムって今年発売されているんですね。昔のジャズ色の強かったアルバムもあった時代と違い、これもジャズなのだけれども、ある意味ちょっと硬質なフリー・インプロヴィゼーション(ニュアンス的にフリー・ジャズと言ってもいい部分もあります)。楽器編成がチェロを伴ったトリオということで、ECMレーベルをけっこう意識しているんではないかと思うのですが、聴いた限りではECMマジックのような不思議な感覚は少なく、まあ、温度感が低くて空間的な演奏が多いながらも、求心力は強くなく、フツーのフリーかな、という印象。やっぱりこういう世界を表現するのって、難しいのかな、と思います。


Continuum/Georg Graewe(P)/Ernst Rejiseger(Cello)/Gerry Hemingway(Ds, Per, Marimba, Celecta)(Winter&Winter 910118-2 Music Edition)(輸入盤) - Recorded April 5, 2005. - 1. Continuum Phase 1 2. Continuum Phase 2 3. Continuum Phase 3 4. Continuum Phase 4 5. Continuum Phase 5 6. Continuum Phase 6 7. Continuum Phase 7 8. Continuum Phase 8 9. Continuum Phase 9 10. Continuum Phase 10

(06/12/16)全曲3人のフリー・インプロヴィゼーション。だいたいの場面は静かなフリーで温度感は低いけれども、やっぱりトンガっている部分というかむき出しの部分、ある程度賑やかな部分もあるようで、そこがECMとは違う気もしています。でも、実際にブラインドでレーベル当てをしたら分からないだろうなあ、というぐらいには似ています。空間的なやり取りでほぼ全面を埋め尽くし、そこに時々飛び出る各楽器の研ぎ澄まされたフレーズ。10曲には分かれてはいるけれども、各曲として聴くよりは一連の作業を聴いていくという感じ。チェロも本来のアルコの音ではなく、特殊な音を使用することが多いみたいです。その中でピアノは硬質ながらやや落ち着いた音で空間を紡ぎあげて行く感じ、時に速いパッセージが転がります。

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