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2006/12/29

A Long Time Ago/Kenny Wheeler

1691

ケニー・ホイーラーのリーダー作で、ストリーミングを見てみたら、1、6曲目には「組曲」と書いてありました。アンサンブルのアレンジも彼なのでしょうか。ジャズと言えばジャズのアレンジだと思いますが、落ち着いた演奏が多いため、また、アンサンブルにはサックスがおらず、独特なある意味クラシック的なサウンドに聴こえるところもあります。曲としてもなかなか興味深くて、ホイーラーのフリューゲルホルンも堪能できますね。好き嫌いもあるかもしれませんが、ECMにはこういうアルバムは必要だと思います。

 

A Long Time Ago/Kenny Wheeler(Flh)(ECM 1691) - Recorded September 1997 and January 1998. John Taylor(P), John Parricelli(G), Derek Watkins(Tp), John Barclay(Tp), Henry Lowther(Tp), Ian Hamer(Tp), Pete Beachill(Tb), Mark Nightingale(Tb), Sarah Williams(Btb)m Dave Stewart(Btb), Richard Edwards(Tb), Tony Faulkner(Cond) - 1. The Long Time Ago Suite 2. One Plus Three (Version 1) 3. Ballad For A Dead Child 4. Eight Plus Three/Alice My Dear 5. Going For Baroque 6. Gnu Suite 7. One Plus Three (Version 2)

ブラス・アンサンブルを交えた演奏。全曲ケニー・ホイーラー作曲。いわゆるジャズからはちょっと離れた位置にあるかもしれませんが、ブラス・アンサンブルの響きとアレンジが心地よく、なおかつ硬質なサウンド。1曲目は目玉で、何と31分台の大作でドラマチック。後半のピアノとギターがフィーチャーされる部分がけっこうジャジーで楽しい。同じ曲で小品ながらブラスの違った個性で聴かせる2、7曲目。美しいメロディの3曲目。4曲目は前半が淡々と進行し、後半がブラス・アンサンブルでメリハリが効いています。5曲目はその名の通りバロックと現在のブラスの中間か。もうひとつの目玉が6曲目の有名な「ヌー組曲」の再演。こちらの方がカッチリしている印象もありますが、美しいサウンド。(99年9月15日発売)

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