Vibe Up!/Steve Davis Sextet
Criss Crossレーベル順番聴き、また1日目。今回はスティーヴ・デイビスで、もう、彼のアルバムを5枚以上聴いてきたし、ワン・フォー・オールやチック・コリアのオリジンでも活躍していたし、と、かなり彼の演奏を聴いているんですね。今までは50年代ハードバップを今に再現して演奏しているというイメージが強かったのですけれど、今回のアルバムはオリジナルが多いにもかかわらず、曲にいろいろ手を加えていて、メカニカルだったり浮遊感があったりと、変化に富んでいます。ただ、想定の範囲内かと言えばそうだとも言えるわけで、ここのあたりのさじ加減が難しいんじゃないかとは思いますが。3曲を除きワン・ホーンで、ヴァイブラホンとギターを加えたのも良かったです。
Vibe Up!/Steve Davis(Tb) Sextet(Criss Cross 1178)(輸入盤) - Recorded December 19, 1998. Steve Nelson(Vib), Peter Bernstein(G), Mike DiRubbo(As on 4, 7-8), David Hazeltine(P), Peter Washington(B), Joe Farnsworth(Ds) - 1. Vibe Up! 2. It's The Little Things That Count 3. Somewhere 4. Blue Domain 5. The Summary 6. Three-Way Street 7. Tournesol 8. Mode For Damo
(06/11/05)Steve Davis作は全8曲中5曲(1-2、4、7-8曲目)。ワン・フォー・オールとは少しメンバーが違いますが、出てくるサウンドは3曲を除きワン・ホーン。ややアップテンポでシンプルなメロディだけれどけっこう複雑なテーマの、ソロになるとハードバップ風の1曲目、ややゆったりしたソフトで渋めな演奏を聴かせる2曲目、映画「ウエスト・サイド・ストーリー」の曲で、テーマのゆったりからアドリブでテンポがコロコロ変わる変化のある3曲目、ミディアムの8ビートで変化球ながらブルース進行の4曲目、味わいのあるスローなバラードの5曲目、メカニカルで浮遊感のあるテーマからややアップテンポのソロにいく6曲目、8分の6拍子で淡くメロディアスな7曲目、スリリングなテーマとアップテンポの進行がワクワクする8曲目。
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