The Search/Joel Weiskopf Trio
Criss Crossレーベル順番聴き3日目。ジョエル・ワイスコフは、比較的端正で粒立ちのはっきりとしたピアノを弾く人ではあるけれど、やっぱりアメリカ的な印象は強く、ヨーロピアンなピアノではないなあ、という感じが強くします。まあ、録音する時のベースとドラムスの2人の影響はあるのだろうと思いますが。今回はオリジナルは少なくて、聴きやすさは前面に出ているとは思います。それでもタイトル曲はソロ・ピアノではじまり、他の楽器が絡みはじめてから自由度は高いままに盛り上がっていくという方向だったので、実際はこういうサウンドを指向しているのかな、とも思えますが。まあ、聴いて損はないピアニストかな、とは思えます。
The Search/Joel Weiskopf(P) Trio(Criss Cross 1174)(輸入盤) - Recorded December 8, 1998. Peter Washington(B), Billy Drummond(Ds) - 1. Edda 2. Bess, You Is My Woman Now 3. It Could Happen To You 4. Song For The Lost 5. Criss Cross 6. One For Karl 7. The Search 8. Red's Blues 9. My One And Only Love
(06/10/18)全9曲中Joel Weiskopf作は3曲(4、6-7曲目)。スタンダードやジャズメン・オリジナルが目立ちます。粒立ちがはっきりしているピアノ。ウェイン・ショーター作で、明るい感じのメロディアスでオーソドックスなワルツで幕をあける1曲目、美しい端正なフレーズが随所にちりばめられている流れていくような2曲目、流麗ながらもアップテンポでグングンせまる3曲目、しっとり感の強いゆったりしたバラードの4曲目、セロニアス・モンク作の引っかかりのあるフレーズの少し異色な5曲目、ドラム・ソロからメロディアスなラテンノリになっていく6曲目、淡々としたソロ・ピアノから徐々にトリオになって盛り上がるタイトル曲の7曲目、ブルースにしてはドライでメカニカルな8曲目、優雅にソロ・ピアノでメロディを弾いていく9曲目。
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