Sankt Gerold/Paul Bley, Evan Parker, Barre Phillips
Sankt Gerold/Paul Bley(P), Evan Parker(Ss, Ts), Barre Phillips(B)(ECM 1609) - April 1996. - 1. Variations 1 2. Variations 2 3. Variations 3 4. Variations 5 6. Variations 6 7. Variations 7 8. Variations 8 9. Variations 9 10. Variations 10 11. Variations 11 12. Variations 12
サンクト・ジェロルド修道院での録音。そして、このメンバーでは2枚目にあたります。なかなかスゴいメンバーが集まったなあ、という感じで、やることも当然ながら、その通り。内容はドシャメシャではありませんが、かなりハード・コアなフリー・インプロヴィゼーションの世界で、曲名もヴァリエーション1から12まで、と割り切っています。トリオの演奏は5曲、それぞれのソロでの録音は7曲あります。楽器本来の音色や音程を飛びこえた部分もあって、それがハードな要素を強めているのかも しれません。個人的にはポール・ブレイのソロが一番好みかなあ、と思いましたが、10曲目のエヴァン・パーカーのソロも超絶技巧でハイテンション。聴くのに少々覚悟が必要かもしれないので、聴く人を選ぶアルバムではあります。(00年10月4日発売)
« Skywards/Terje Rypdal | トップページ | Grown Folk Bizness/Orrin Evans Trio »
「音楽」カテゴリの記事
- Crustal Movement/KAZE & Ikue Mori(2023.03.27)
- The Layers/Julian Lage(2023.03.26)
- Sphere/Bobo Stenson Trio(2023.03.25)
- At First Light/Ralph Towner(2023.03.24)
- It's Always Now/Ralph Alessi Quartet(2023.03.23)
「ECMレーベル」カテゴリの記事
- Sphere/Bobo Stenson Trio(2023.03.25)
- At First Light/Ralph Towner(2023.03.24)
- It's Always Now/Ralph Alessi Quartet(2023.03.23)
- Bartok/Casken/Beethoven/Ruth Killius/Thomas Zehetmair/Royal Northern Sinfonia(2023.03.22)
- Stravaganze Consonanti/Gianluigi Trovesi/Stefano Montanari(2023.03.21)
「ジャズ」カテゴリの記事
- Crustal Movement/KAZE & Ikue Mori(2023.03.27)
- The Layers/Julian Lage(2023.03.26)
- Sphere/Bobo Stenson Trio(2023.03.25)
- At First Light/Ralph Towner(2023.03.24)
- It's Always Now/Ralph Alessi Quartet(2023.03.23)
「ECM1602-1650番」カテゴリの記事
- A Closer View/Ralph Towner/Gary Peacock(2006.10.14)
- Leosia/Tomasz Stanko(2006.10.15)
- War Orphans/Bobo Stenson Trio(2006.10.16)
- Sonatas For Vilolin And Piano/Charles Ives(2006.10.17)
- Variations/Webern/Ustvolskaya/Silbestrov/Boulez/Ingrid Karlen(2006.10.18)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: Sankt Gerold/Paul Bley, Evan Parker, Barre Phillips:
» [ECM1609] Paul Bley, Evan Parker, Barre Phillips: Sankt Gerold Variations (1996) 音の一撃に [Kanazawa Jazz days]
音の一撃に、やられた。ポルトガルから帰ってきたら、ポストに入っていたCD。不用意に聴きはじめたら、暫く、何も手につかなかった。
エヴァン・パーカーの螺旋状に上昇するブロウと、美麗なブレイの音が絡まった瞬間、美しい不可思議な構造物のような音世界が広がっ...... [続きを読む]
« Skywards/Terje Rypdal | トップページ | Grown Folk Bizness/Orrin Evans Trio »
忙しくて、音楽聴きは低調なのですが、これにはぶっとびました。正直、ビックリ。
最近、improvised music耳になった(パーカーを生で聴いて)ので、すっと入ってきて、
ECM的音処理が実に美しく、聴き惚れました。
ブレイの音も美しい。素晴らしいアルバムですね。
投稿: ken | 2016/05/11 20:28
>kenさん
TBどうもありがとうございます。
ECMにしてはかなりハードですが音の処理はやっぱりECMらしいという感じのアルバムだったかと思います。こういう録音も残しておいてくれたので、やっぱりこのメンバーはすごいなあ、と感じました。
投稿: 工藤 | 2016/05/11 22:00