Trio/Sam Yahel
Criss Crossレーベル順番聴き3日目。通常、オルガン・トリオというとコテコテでブルース進行の曲を多く演奏するイメージがあるのですが、ここのサム・ヤエルについては、どちらかと言うとあっさりした演奏のようです。他のメンバーもピーター・バーンスタインとブライアン・ブレイドというタダ者ではない人たち、けっこうスゴいことをやっているんだろうなあとは思いますが、極端に派手なことをやっているわけではなくて、カッコ良いながらも地道な演奏かな、というイメージもあります。このレーベルの看板のベテラン、メルヴィン・ラインとは違ったアプローチでこれもまた楽しいかな、と思います。
Trio/Sam Yahel(Org)(Criss Cross 1158)(輸入盤) - Recorded December 8, 1997. Peter Bernstein(G), Brian Blade(Ds) - 1. Blues For Bulgaria 2. Never Will I Marry 3. The Gambit 4. A Nightingale Sang In Berkeley Square 5. Isn't This My Music Around Me? 6. Gravy Waltz 7. Short Returns 8. And Then Some
(06/08/19)Sam Yahel作は3曲(3、7-8曲目)。レーベル初リーダー作ですが、メンバーがスゴい。オルガンはややあっさりとした感じ。ピーター・バーンスタイン作のちょっと冷めたところのあるブルースではじまる1曲目、メロディアスでスムーズに進行するややアップテンポの2曲目、ちょっとホンワカとした感じのワルツでノリがわりと良い3曲目、オルガンの効果か、味わい深くてしっとり感の漂うバラードの4曲目、ボビー・ハッチャーソン作で渋めなアップテンポでせまっていく、都会的な香りのあるサウンドの5曲目、レイ・ブラウン作で親しみのあるメロディとジャジーなソロで楽しめるワルツの6曲目、ややスピード感がありつつメロディもしっかりしている7曲目、ファンクビートで8分の7拍子のゴキゲンな展開をしている8曲目。
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