Head To Head/Jerry Weldon - Michael Karn Quintet
Criss Crossレーベル順番聴き4日目。今日は2テナーのバトルのアルバムです。特に10曲目のチャーリー・パーカー作のKo-Koでは、非常に速いテンポだし、2テナーのバトルも聴けて迫力満点。ただ、この2人のテナーの名前を知っている人がどれだけいるのだろうか、という点では少々不安で、2人の個性にしても、現代テナー奏者ということで器用ではあるけれども、その違いを聴き分けるのは難しいくらい、似たタイプのような感じでした。Jerry Weldonの方が、よりメロディアスかな、と思えますが、何でもこなせてしまうのが、逆に強烈な個性に結びつかない、ということにもなりそうです。演奏はけっこう良いとは思うんですけれども。
Head To Head/Jerry Weldon(Ts) - Michael Karn(Ts) Quintet(Criss Cross 1159)(輸入盤) - Recorded June 9, 1998. Bruce Birth(P), Peter Washington(B), Billy Drummond(Ds) - 1. Captain Morgan 2. Sweet And Lovely 3. Who Can I Turn To 4. Big 'D' 5. Late Last Summer 6. All The Day 7. OW 8. Far East 9. If Ever I Would Leave You 10. Ko-Ko
(06/08/19)Jerry Weldon作が1、5曲目、Michael Karn作が8曲目。2テナーでの演奏(1人の曲もあり)が展開されています。アップテンポで2テナーのハーモニーのテーマとソロの哀愁が渋い1曲目、ミディアムのメロディアスなスタンダードで陽気な雰囲気の2曲目、じっくりと歌い上げていくようなスタンダードのバラードの3曲目、風変わりなテーマのブルースでソロになると比較的オーソドックスな4曲目、比較的大らかなテーマとややメカニカルなソロの対比で聴く5曲目、ワン・ホーンでバラードを慈しむように演奏する6曲目、ディジー・ガレスピー作を明るく演奏する7曲目、やはり陽性のバップを意識させるサウンドの8曲目、サンバ的なリズムでスタンダードを奏でる9曲目、チャーリー・パーカー作の超アップテンポの10曲目。
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