Crossfire/Steve Davis Sextet
Criss Crossレーベル順番聴き5日目。ここでまた一段落です。ちょっと前のアルバムで、「One For All」の萌芽があったと思ったら、ここでは一部メンバーを変えてのスティーヴ・デイヴィスの再登場。、「One For All」はVenusはじめあちこちのレーベルに録音しているので、ここの専売特許ではないですが、それでももう少し後の方になると(1172番かな)出てきます。まあ、彼のちょっとまったりしたハードバップ的なトロンボーンもいい感じなので、特にグループにこだわっているわけではありませんけれど。しかし、どちらかというと強烈な刺激の欲しい私にとっては、このキャラクターでちょっとずつメンバーを変えての録音は、ちょっと地味かなあ、という感じもしますが。
Crossfire/Steve Davis(Tb) Sextet(Criss Cross 1152)(輸入盤) - Recorded December 9, 1997. Eric Alexander(Ts), Mike DiRubbo(As), Harold Mabern(P), Nat Reeves(B), Joe Farnsworth(Ds) - 1. Then And Now 2. From The Inside Out 3. Peacekeeper 4. Old Folks 5. Cousin Mary 6. Falling In Love With Love 7. This Nearly Was Mine 8. Con Alma
(06/06/17)全8曲中Steve Davis作は1曲目のみ。この人が演奏するとテクニックで攻めているより、やはりハードバップ色が強くなる感じもします。珍しくファンクビートのノリの良いオリジナルの1曲目、ゆったりとモーダルにはじまったと思ったら、複雑なテーマとかなりのアップテンポでソロが展開するMike DiRubbo作の2曲目、メロディアスでハードバップ的なボッサが心地良く響く一部5拍子もある3曲目、スタンダードでまったりとしたバラードからだんだん4ビートになる4曲目、ジョン・コルトレーン作でややアップテンポの各ソロが燃えているような進行の5曲目、メロディアスで明るいスタンダードを奏でる6曲目、ワルツのこれも明るめなスタンダードの7曲目、思い切りよくアップテンポでディジー・カレスピー作を料理する8曲目。
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