Vienna Concert/Keith Jarrett
キース・ジャレットにたまたま今日は当たってしまったのですが、こういうソロの長い即興演奏のコメントも、けっこう難しいものがあります。音符などを分析できる能力も字数もないので、流れに沿って、あるときは聴いて心の内面に映し出された印象を書いたり、情景描写でせまってみたり。そういう意味では曲数が多い方が簡単な説明で済むので、楽です。でも、キースの演奏って、久しぶりに聴いてもなかなかいいもんですね。時間に余裕があれば、彼のソロの演奏、もっとじっくりとひたって聴いてみたい気がします。いつも、アルバムコメントのアップの現場は、慌しいですから(笑)。
Vienna Concert/Keith Jarrett(P)(ECM 1481) - Recorded July 13, 1991. - 1. Vienna, Part 1 2. Vienna, Part 2
即興演奏のソロで、パート1が42分、パート2が26分の演奏。この時期ECM New Seriesからも立て続けにクラシックのCDを出しています。ウイーン国立歌劇場というクラシックのホールでの演奏という事を考えると、より荘厳な感じになっているのかも。ゆっくりとはじまってきて、落ち着いたピアノをゆったりと聴きながら持つ安心感。最初は平坦な道を歩いていて、12分ほどでその足音のステップが聴こえ、再び立ち止まる。思索的な短調の音の選び方が続き、24分からテンポが速くなってかなりスリリングな展開に。その後空が開けるような感じで、再びゆっくりと。パート2は、マイナー系の単音の周りを寄りつ離れつするメロディから徐々に表情を変えていきます。そのカラーを保ちつつ情熱がほとばしったり静かになったり。
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