Paris Concert/Keith Jarrett
Paris Concert/Keith Jarrett(P)(ECM 1401) - Recorded October 17, 1988. - 1. Octover 17, 1988 2. The Wind 3. Blues
ますます深みを増している感じ。メインの1曲目は、出だしから7分ほどはバッハの風味がそこはかとなく漂う雰囲気。次に、短調で一定の音程が繰り返される左手の中を、舞い踊っている右手が徐々にドラマを作り出していきます。一転、静かな風景が目の前に広がり、再び短調で盛り上がっていきます。左手が低音から中音に移って印象的で連続的な音の連なり。しばらくしてそこから浮かび出てくる安らぎのメロディ。そして、静かに、静かに、終わっていきます。2曲目は珍しくラス・フリーマン作曲のスタンダード。慈しむように静かにピアノを弾いています。3曲目は、何と「ブルース」というタイトル。これがまた 、彼独自の表現だと思われますが、いわゆるブルース度が高いのだから意外で、聴いていて楽しい。(01年8月22日発売)
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コメント
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このアルバムは好きな1枚。キースは加齢とともにピアノを美しく鳴らすように変わっている、と思います。ケルンと比べるとそう思います。Windがラス・フリーマンとは知りませんでした。いい曲ですね。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/08/21/090829
投稿: ken | 2016/08/21 09:12
>kenさん
コメントどうもありがとうございます。
キースのソロアルバムも増えてしまってますが、私もけっこう印象に残っている1枚です。確かにピアノの鳴らし方がいいですね。
投稿: 工藤 | 2016/08/21 14:19