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2006/03/25

Passio/Arvo Part

1370

アルヴォ・ペルトのアルバム。同時代を生きてきた現代音楽家のはずなのに、邦題は「ヨハネ受難曲」。しかも少し前の宗教音楽のようなサウンドでせまってきます。その荘厳な演奏が、盛り上がったり静かになったりして続き、私はキリスト教徒ではないけれど、その宗教的な要素というのは、かなり感じることができます。それでいて、これぞNew Seriesという内容。やはり彼がNew Seriesの最初でなければいけなかった理由が、いくつかの彼のアルバムを聴いてきて分かるような気がします。ここでもヒリヤードアンサンブルが、歌で活躍しています。こういう宗教的な題材から、現代音楽まで対応できる素晴らしいグループ。

 

Passio/Arvo Part(ECM New Series 1370) - Recorded March 1988. The Hilliard Ensemble: Michael George(Bass), John Potter(Tenor), Lynne Dawson(Soprano), David James(Countertenor), Rogers Covey-Crump(Tenor), Gordon Jones(Baritone), Elizabeth Layton(Vln), Melinda Maxwell(Oboe), Elisabeth Wilson(Cello), Catherine Duckett(Basson), Christopher Bowers-Broadbent(Org), The Western Wind Chamber Choir, Poul Hillier(Cond) - 1. Passio Domini Nostri Jesu Christ Secundum Joannem

(02/08/03)邦題「ヨハネ受難曲」。70分台の大曲です。アルヴォ・ペルトは現代作曲家ですが、ここではもっと以前の音楽を聴いているような不思議な雰囲気になります。宗教的な題材だからなのか、沈んだ荘厳な雰囲気が全体を支配していて、派手になることなく、時間の流れに沿ってその雰囲気のまま進んでいく感じがあります。もちろん歌詞の方は聖書からとられているようなので、その意味は けっこう重いと思いますが。

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