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2006/03/06

Making Music/Zakir Hussain/Hariprasad Chaurasia/John McLaughlin/Jan Garbarek

1349 ECMレーベルはEnjaレーベルと同じように、どちらが先かは分かりませんけれど、けっこう民族音楽に傾倒している部分があります。ここではインドのタブラ奏者、ザキール・フセインをメインにしつつも、何とジョン・マクラフリンまで参加させてしまう手腕の見事さがあります。フルートのHariprasad Chaurasiaはおそらくインド系、そこにヤン・ガルバレクまで参加させて、インドと西欧の折衷サウンド、しかしけっこうインド寄りのサウンドを創り上げてしまっています。そういう意味ではなかなか冒険的とも言えるし、こうやって市場を開拓してきたのだな、と思わせる部分があります。が、あまりそんなことを気にしないで聴きたい音楽です。

 

Making Music/Zakir Hussain(Tabla, Per, Voice)/Hariprasad Chaurasia(Fl)/John McLaughlin(G)/Jan Garbarek(Ts, Ss)(ECM 1349) - Recorded December 1986. - 1. Making Music 2. Zakir 3. Water Girl 4. Toni 5. Anisa 6. Sunjog 7. You And Me 8. Sabah

ザキール・フセインはインド出身で 、全8曲中7曲を作曲または共作。そこにジョン・マクラフリンのハイテクなギターが絡みます。ヤン・ガルバレクがちょっと西洋音楽に引き戻して。明るい感じのインド音楽とも言える、大らかでメロディアスからスピーディーなフレーズの世界が展開する12分台のタイトル曲の1曲目、マクラフリン作の静かで明るいバラードの2曲目、ミディアムのテンポでこれぞインド的なサウンドの3曲目、静かに包み込むようなフルートとギター、サックスが印象的な4曲目、明るさと憂いとが同居する空間の後にタブラとヴォイスでのソロがある5曲目、各楽器が交互に静かに奏で、合奏になっていく6曲目、タブラとギターだけでインプロヴィゼーションをする小品の7曲目、ラストにちょっとタイトに締める8曲目。

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