Circle Line/Ralph Lalama Quartet
Criss Crossレーベル順番聴き2日目。このラルフ・ララマというサックス吹きの人、日本では名前と風貌で損をしている感じで、無名に近い人ですが、このレーベルではワン・ホーン・クァルテットでの録音が多く、やっぱりサックスとして自信を持っていることがうかがわせます。まずメロディが前面に出てきて、それでバリバリと吹ききることもあり、バラードの曲もありと、最近はやりのメカニカルな感じもほとんどありません。独自路線を歩んでいる人なのか、と思えます。このアルバムも、ギターとの相性も良い感じです。3曲目の「ジャイアント・ステップス」、難曲なのに、それを意識させないアレンジとサウンドなのには少々驚きました。
Circle Line/Ralph Lalama(Ts) Quartet(Criss Cross 1132)(輸入盤) - Recorded December 13, 195. Peter Bernstein(G), Peter Washington(B), Kenny Washington(Ds) - 1. CIrcle Line 2. My Ideal 3. Giant Steps 4. You Are Too beautiful 5. Fiesta Espangol 6. Dark Chocolate 7. Homestretch 8. Without A Song
(06/03/25)1、6曲目のみRalph Lalamaの作曲で、他はジャズメン・オリジナルやスタンダード。ギターを含むクァルテットなので、興味あるサウンドです。アップテンポで複雑なテーマをギターと共に吹き(弾き)きる、ソロもなかなかスリリングなタイトル曲の1曲目、ギターが抜けてトリオでリラックスした演奏を聴かせる2曲目、難曲をテンポはやや速めながらやっぱりリラックスしたアレンジで聴かせている3曲目、ややスローで朗々とサックスが歌っているメロディアスな4曲目、アップテンポでサンバのおいしいところの展開が聴けるノリの良い5曲目、ミディアムでやや渋めのサウンドの、いぶし銀とも言える6曲目、ジョー・ヘンダーソン作のアップテンポでせまりまくる7曲目、明るくノリつつ、ソロのメロディでこの人らしさのある8曲目。
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