Standards Live/Keith Jarrett
キース・ジャレットのスタンダーズの、初のライヴアルバム。初期の頃の彼らのアルバムはよく聴いたものでしたが、このアルバムもよく聴きました。偶然長男が中古LPを買ってきたうちの1枚もこれ。残念ながら音飛びがして、返品してしまいましたけど。初期の頃は、これしかアルバムがなかった(少なかった)のでよく聴きましたが、その後アルバム数が増えてくるにつれて、そんなには聴かなくなってきました。演奏自体は進化、深化しているのですが、やはり多くのアルバムの中から選ぶという行為自体が面倒になってくるのでしょうか。ただ、どれも良いアルバムには違いなく、ECMのセールス的にも貢献したのは間違いないと思います。
Standards Live/Keith Jarrett(P)(ECM 1317) - Recorded July 2, 1985. Gary Peacock(B), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Stella By Starlight 2. The Wrong Blues 3. Falling In Love With Love 4. Too Young To Go Steady 5. The Way You Look Tonight 6. The Old Country
邦題「星影のステラ」。スタンダーズはライヴです、という気もします。打ち合わせなしに、キース・ジャレットがピアノを弾きはじめ、それにリズム・セクションが絡んでいくというパターンが多い です。さすが強力なメンバー。1曲目のタイトル曲はピアノのソロではじまって、徐々に盛り上がっていく11分台の曲。自然発生的に紡ぎ出されるフレーズ。オーソドックスなのだけれども流れるように進んでいく2曲目、元気が良い感じで盛り上がっていき、ピアノのフレーズも流麗な3曲目、繊細なメロディが展開していく4曲目、ゴキゲンな曲をゴキゲンに3人で高みに登りつめていき、ドラムソロがとどめをさす感じの5曲目。そして涙を誘うようなテーマ、メロディの6曲目もまた良いです。 以後、ライヴのアルバムが増えていきます。(01年3月28日発売)
(注)国内盤SACD発売済み(タワレコ限定ハイブリッド)
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