Ocean/Stephan Micus
ステファン・ミクスのリーダー作、というよりは一人多重録音で出来た、おそらくは持ち込み音源。今回は「海」がテーマです。ただ、各局のタイトルをパートいくつというような分け方をしているのは珍しいかもしれません。ある意味、どれを聴いても同じ、という人もいれば、個々のアルバムでテーマを設けて、それぞれがそれぞれのテーマに従って、個性を持っている、という人もいる、不思議なミュージシャン。ジャズではないのですが、なぜかECMにはなくてはならないミュージシャンになってしまっています。興味があまりない方でも、今はストリーミングがありますので、一度聴いてみては。
Ocean/Stephan Micus(All Instruments)(ECM 1318)(輸入盤) - Recorded January 1986. - 1. Part 1 2. Part 2 3. Part 3 4. Part 4
(99/04/06)一人多重録音によるアルバムで、全曲オリジナル。日本的な分かりやすいメロディの曲もあり、親しみを感じます。こういうのは西洋では逆にエキゾチックなのかもしれませんが。不思議な落ち着くサウンド。1曲目は哀愁を感じるメロディのヴォイスにHammered Dulcimers、笛のNayを使用した不思議なワールドミュージックの世界を映し出しています。2曲目は尺八や笙という日本の楽器も使用していて、スペイシーな中に淡々と語りかけてきて、その後徐々に盛り上がる19分台の曲。3曲目はHammered Dulcimersを中心にやはり尺八が加わる茫漠たる風景が広がる15分台の曲。4曲目の笙のみのサウンドも意外にシンセサイザーの音楽みたいで面白いかも。ただし、ちょっと地味な雰囲気かも。
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