Getting There/John Abercrombie
ここら辺のアルバムって、前回聴いたのは’98年以前だったので、懐かしい気持ちと、聴き直して記憶ではけっこう勘違いがあったな、という部分があります。やたらジョン・アバークロンビーが繊細だったというイメージしかなかったのですが、今聴いてみるとけっこう過激なギターのフレーズの曲もあったりします。メンバーも、マーク・ジョンソン、ピーター・アースキン、そしてゲストでマイケル・ブレッカーとスゴいメンバー。もっとも当時は今ほどのベテランではなかったわけなんですが。ECMでも比較的売れていたアルバムばかりの手直しになるので、けっこうこの聴き直しとコメント直し、楽しいものになっています。
Getting There/John Abercrombie(G, G Synth)(ECM 1321) - Recorded April 1987. Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds), Guest: Michael Brecker(Ts) - 1. Sidekicks 2. Upon A Time 3. Getting There 4. Remember Hymn 5. Thalia 6. Furs On Ice 7. Chance 8. Labour Day
ジョン・アバークロンビー作は全8曲中6曲。スゴいメンバーが集まって、4ビートでないジャズを演奏しています。8ビートでしかもギターシンセサーザーも駆使した、地に足が着いているフュージョン的なサウンドの1曲目、ギターの繊細な淡いフレーズが聴けるしっとりとしているバラードの2曲目、やや沈んでいるけれどもギターは切れ味の鋭いフレーズを奏でるタイトル曲の3曲目、ゆったりと映画音楽のような、ちょっと浮遊感のあるメロディの4曲目、ヴィンス・メンドーサ作の、活躍するギター中心でビート感が薄い5曲目、マーク・ジョンソン作の印象深い明るいテーマでちょっと過激な6曲目、メルヘンチックなバッキングの7曲目、3人が一体となってデリケートな演奏をする8曲目。マイケル・ブレッカーは1、4、6曲目に参加。
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