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2006/02/04

Current Events/John Abercrombie

1311 国内盤が続くと、さすがにスゴいメンバーのアルバムがこの時期続きます。ついでにホームページのミュージシャン特集の部分も手直しができてしまうので一石二鳥です。ECMのジョン・アバークロンビーのアルバムで一番好きなのは、マーク・ジョンソン、ピーター・アースキンの入っているこのトリオのアルバムです。ギタートリオでありながら4ビートの定型ビートを刻む場面もほとんどなく、それでいて過激にも繊細にもなれる懐の深さを持っています。あと、特徴的なのはギター・シンセサイザーも登場して、場合によってはそれとギターとの多重録音になっていること。やはりこのあたりの時代を感じさせる出来事ではありますね。

 

Current Events/John Abercrombie(G)(ECM 1311) - Recorded September 1985. Marc Johnson(B), Peter Erskine(Ds) - 1. Clint 2. Alice In Wonderland 3. Ralph's Piano Waltz 4. Lisa 5. Hippityville 6. Killing Time 7. Still

スゴいメンバー。1曲目がいきなり16ビート のギター・シンセサイザーも使った曲で 、少し懐かしいメロディ。この曲は3人でのフリー・インプロヴィゼーション。3-7曲目はジョン・アバークロンビーの作曲。ECMらしく静かな曲も多く、ジャズともフュージョンとも形容するのは難しい微妙な感じ。幻想的で夢見心地な、静かな映画音楽の2曲目、ピアノワルツと言いながら実際は美しい陰影のあるギターワルツになっている3曲目、アコースティック・ギターのソロでしっとりとしたバラードを聴かせる4曲目、独特なギターのアルペジオにのせて淡々とフレーズが多重録音で奏でられつつ盛り上がる5曲目、静寂から徐々にフリーのように過激な展開になっていく6曲目、ギター・シンセサイザーなどをバックに淡々とギターを演奏する7曲目。

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