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2006/02/13

Cloud About Mercury/David Torn

1322 このアルバム、かなり早い時期に輸入盤を購入していた(’98年4月以前)購入リストからはもれていました。でもリズムセクションがトニー・レヴィンとビル・ブラッフォードというのも珍しいですね。ただ、通常のベースとドラムスとして前面に出さないで(その方が売れたと思うのですが)、二人ともシンセサイザー(シンセ・ベースやシンセ・ドラム)の演奏の方が前面に出てしまっているので、そこが逆にECMらしいというか何というか。ECMのアルバムの中では変わりダネで、ロック寄りで元気な部分も時々あります。ギターがだいたいギュワーンと来るところなんか、やっぱり、と思わせます。ECMにはこういうアルバムもあるということですね。

 

Cloud About Mercury/David Torn(G)(ECM 1322)(輸入盤) - Recorded March 1986. Mark Isham(Tp, Piccolo Tp, Flh, Synth), Tony Levin(Chapman Stick, Synth B.), Bill Bruford(Ds, Synth Ds, Per) - 1. Suyafhu Skin... Snapping The Hollow Reed 2. The Mercury Grid 3. 3 Minutes Of Pure Entertainment 4. Previous Man The Network Of Sparks 5. a. The Delicate Code 6. b. Egg Learns To Walk ...Suyafhu Seal

全6曲中5曲がデヴィッド・トーンの作曲、4曲目と6曲目前半は4人での意外にロック的でまとまりの良いフリー・インプロヴィゼーション。リズムセクションがトニー・レヴィンとビル・ブラッフォードでは、必然的にロック・サイドの曲になってしまうと思ったのですが、純粋にベースとドラムスではなく、シンセサイザーの使用が多いので、ミニマル的な要素やファンク、プログレ的な要素が強い感じ。シンセサイザーの中をゆっくり切り裂くギターが目立っていて、後半ドラムスもリズミカルな1曲目、ホーンの響きが、強靭なギター、機械的なベースとドラムスの対比でやや温かい2曲目、心地良いリズムにノッてロックしている3曲目、アルバム中唯一の静かな場面かなと思える5曲目、テンポの良い前半の後に叙情的にせまる6曲目後半。

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