Without Warning/Everyman Band
エヴリマン・バンドの2作目。なぜか1作目は未CD化で、’19年にストリーミングだけで配信されるようになりました。ロック・ファンク系のバンドなので、好みはあるかもしれませんが、パット・メセニーのように彼ら流のフュージョンを演奏するアルバムを発表するくらいだから、これぐらいで驚いてはいけないと思います。ただ、こちらの方が少々マニアックかな、と感じることはあります。デヴィッド・トーンを除けば、(1作目は置いておいて)とりあえず初めて目にする名前が多く、それでもロック・ファンク系のリズムに合わせて、なかなか渋い曲が多いです。ただちょっとマニアックかな、と思える曲もありますが。
Without Warning/Everyman Band(ECM 1290)(輸入盤) - Recorded December 1984. Marty Fogel(Sax), David Torn(G, Effects), Bruce Yaw(B), Michael Suchorsky(Ds) - 1. Patterns Which Connect 2. Talking With Himself 3. Multibluetonic Blues 4. Celebration 7 5. Trick Of The Wool 6. Huh What He Say 7. Al Ur
(03/05/29)曲はメンバーそれぞれの作曲。やや自由度の高いロック・ファンク系のサウンドのグループです。一定のリズムの上をサックスやギターがメロディを奏でたりソロをとったりという比較的ノリやすい1曲目、ドラマチックかつアヴァンギャルドな展開を示す、外に発散するタイプのロックの2曲目、かなりフリー寄りではじまって中盤になってはじめてブルースになり、また変化していく3曲目、エキゾチックなテーマの、ギターはロック的で豪快なフレーズで、サックスはメロディアスにせまってくる4曲目、ドラムスとベースの絡みつくようなフレーズの上を舞うサックスとギターの5曲目、スリリングなソロがせまってくる、やや重めでノリの良い6曲目、ややブルージーで渋めな、リズムの上を浮遊していくメロディの7曲目。
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