The Epidemics/Shankar, Caroline
シャンカールとCarolineの双頭アルバム。インド色はなく、全曲ヴォーカル入りのロック・ポップスのアルバムということで、参加ミュージシャンも意外だし(何たって、スティーヴ・ヴァイとかパーシー・ジョーンズとか)、よくECMから出したなあ、ということを感じないこともないアルバム。歌詞も全曲英語だし、時々ECMから出てくる異色のアルバム、という位置付けか。ヨーロッパやアメリカと日本のセールス状況などは違うにしても、こういうのもアリなのかあ、と改めて思います。今、聴き直しても、やっぱり異色感はありますね。賑やかでもありますし、ドラム・マシーンの打ち込み、というのも、当時らしいところではあります。
The Epidemics/Shankar(Vo, Vln, Synth, Ds Machine), Caroline(Vo, Synth, Tamboura)(ECM 1308)(輸入盤) - Recorded February, 1985. Steve Vai(G), Gilbert Kaufman(Synth), Percy Jones(B) - 1. Never Take No For An Answer 2. What Would I Do Without You 3. Situations 4. You Don't Love Me Anymore 5. You Can Be Anything 6. No Cure 7. Don't I Know You 8. Give An Inch 9. Full Moon
(03/07/24)全曲シャンカールの、あるいはCarolineとの合作。象のジャケットからインド音楽を想像したのですが、ギターにSteve Vai、ペースにPercy Jonesのクレジット。あれれ?と思ったら、やっぱり全曲ヴォーカル入りのロック、ポップスのアルバムになっています。ポップス的なノリのものからロックとしてある程度ハードなサウンドのものまで、いろいろですが、けっこう売れセンねらいと思えるようなミーハーな曲調。シャンカールのインド色は全然なく、歌詞も全曲英語です。ドラムスはドラム・マシーンによる打ち込み。個人的にはギターとフレットレス・ベースも、そしてエレクトリック・ヴァイオリンも骨があって 、気楽に聴ける中にもけっこう聴きどころがあります。よくECMから出せたなあ、と思うポップなアルバム。
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