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2006/01/30

Slide Show/Ralph Towner/Gary Burton

1306 実はまだ手直しをしていないECM盤はジャズがほとんどでクラシック(現代音楽)がちょっと。そしてその大部分が国内盤になったことのあるもので、なおかつホームページにアップしたのが’98年以前のものです。あまりマイナーなCDがないので、比較的手をつけやすい、という面もあります。今日のアルバムはその中でもややマイナーな方か。ラルフ・タウナーのクラシック(時に12弦フォーク)ギターとゲイリー・バートンのヴァイブラホン(時にマリンバ)の組み合わせって地味ではあるけれども、やっぱりこの2人から出てくるフレーズはタダ者ではないので、それなりに楽しませてくれます。

 

Slide Show/Ralph Towner(G)/Gary Burton(Vib, Marimba)(ECM 1306) - Recorded May 1985. - 1. Maelstrom 2. Vessel 3. Around The Band 4. Blue In Green 5. Beneath An Evening Sky 6. The Donkey Jamboree 7. Continental Breakfast 8. Charlotte's Tangle 9. Innocenti

約10年ぶりのデュオによるアルバム。といっても、ほぼ全曲ラルフ・タウナーの曲(4曲目以外)なので、実質彼の作品 かも。アコースティック・ギターとヴァイブラホンなので、渋く、しかもただ者ではない世界。まさに邦題タイトルの「大渦巻」のような、緩急自在で緊張感のある深い世界が広がっている1曲目、淡彩色のメロディだけれどもブルースヴィーリングもある2曲目、2人の急速なフレーズと曲の明るさが心地良い3曲目、唯一他人の作でしっとりとしたバラードの4曲目、夜の切ない叙情感を表わすような静かな5曲目、アメリカ的な明るいサウンドが心地良く響く6曲目、急速調でやや浮遊感を交えつつスリリングな7曲目、薄いベールに覆われた哀愁が顔をのぞかせる8曲目、マリンバでやはりこれも哀愁満点の雰囲気の9曲目。

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