Chorus/Eberhard Weber
エバーハルト・ウェーバーのリーダー作。小編成ですが、シンセサイザーも多重録音をしていて、落ち着いているけど、何かジャズとは別のもの、プログレに近いのかなあ、という感じもしますけどいくらかは盛り上がるところもあって、基本ゆったりした音楽を聴きたいけど、時に変化が欲しい、と思っている方にはいいんじゃないかと思います。でもこれまたゆったりとしすぎる部分もあってECM的な音作りではありますね。この時期ヤン・ガルバレクはあちこちに引っ張り出されて多忙な日を送っていたんじゃないかと思いますが、彼のスパイスが効いている部分も多いので、これはこれでアクセントになっています。
Chorus/Eberhard Weber(B, Synth)(ECM 1288)(輸入盤) - Recorded September 1984. Jan Garbarek(Ss, Ts), Ralf-R. Huber(Ds) - 1. Part 1 2. Part 2 3. Part 3, 4 4. Part 5 5. Part 6 6. Part 7
(03/04/20)全曲エバーハルト・ウェーバーの作曲ですが、全体を通して組曲の構成。テンポのゆったりした曲が多いです。多重録音でシンセサイザーの音も重ね合わせて重厚な流れていくサウンドになっています。1曲目はシンセサイザーをバックにベースソロを聴かせる落ち着いた出だしから、後半ソプラノサックスが入り込んできます。サックスとベースが哀愁漂う美しいメロディを切々と奏でる2曲目、やはり哀愁系のサウンドが繰り返し紡ぎ出されて後半盛り上がる、パート3と4がいっしょになった3曲目、分厚いシンセサイザーがゆったりと漂っている4曲目、サックスをメインに、途中からベースも絡んでドラマチックに、かつ比較的ハードに展開していく5曲目、メロディアスなフレーズで、再び落ち着いた世界が繰り広げられる6曲目。
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