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2005/12/09

Scenes/Michael Galasso

1245

マイケル・ガラッソのソロ・アルバム。ジャズというジャンルなのかどうか、それをヴァイオリンのソロで多重録音を交えてやってしまうのはいかにもECMって感じです。曲目もフリー・インプロヴィゼーションっぽいのですが、多重録音なので、さすがにそれはないだろうと。おそらく記譜されてそれを演奏して重ねていったものと思われます。当時のアルバムコメントには1曲ずつ、曲のコメントを書いてますけど、今ではそんなに集中力はなく、おそらく全体の印象を書いて終わりにしてしまうんじゃないかな、と思います。これもボーダーレスの作品になるのでしょうけど、私は購入した時に聞いただけだったと思います。

 

Scenes/Michael Galasso(Vln)(ECM 1245)(輸入盤) - Recorded October 1982. - 1. Scene 1 2. Scene 2 3. Scene 3 4. Scene 4 5. Scene 5 6. Scene 6 7. Scene 7 8. Scene 8 9. Scene 9

(03/02/07)何とヴァイオリンのソロによる多重録音。全曲マイケル・ガラッソのオリジナルで、曲目もズバリ「シーン1-9」。ジャズらしさはなく、構築されたインプロヴィゼーションというよりも、ある種のクラシックやヒーリング・ミュージックに近いような雰囲気の曲も。そこはかとなく冷たい色合いですが、曲によっては哀愁が漂っています。淡い感触の1曲目、映画音楽のような2曲目、やや明るいクラシックの室内楽のような3曲目、短調のクラシック編とでも言うべき4曲目、変わっていく色合いの綾織りのような前半と、後半は沈潜した雰囲気の5曲目、淡々とした情景が目の前に広がっていく6曲目、ややエキゾチックな小品の7曲目、明るい陽射しを感じるような8曲目、音の持続と繰り返しを中心に少しずつ表情を変えていく9曲目。

 

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