Jyothi/Charlie Mariano & The Karnataka College Of Percussion
チャーリー・マリアーノのリーダー作というか、クレジットでは競演作になります。これはもう、インド音楽の中に、マリアーノが加わっているというアルバムになりますね。少し前にシャンカールのアルバムが出た時から予感はしていたし、ヨーロッパでもこういう民族音楽的な需要はありそうだと思っていました。でも、ここまで本格的なインド音楽になるとは、聴く前は想像もしてなかったですけどね。やっぱり、購入時に聴いたけど、その後にしまってしまったアルバムのひとつになります。ECMはかなり売れるアルバムの余力で、いろいろ新しい方向に手を出していたのだと思います。それが成功したものもあれば、しなかったものもある、ということかと。
Jyothi/Charlie Mariano(Ss, Fl) & The Karnataka College Of Percussion(ECM 1256)(輸入盤) - Recorded February 1983. R.A. Ramamani(Vo, Tamboura), T.A.S. Mani (Mridangam), R.A. Rajagopal(Ghatam, Morsing, Konakkol), T.N. Shashikumar(Kanjira, Kohakkol) - 1. Voice Solo 2. Vandanam 3. Varshini 4. Saptarshi 5. Kartik 6. Bhajan
(03/02/09)チャーリー・マリアーノの異色作、というよりはインド音楽のグループに彼が客演した、という感じです。全曲女性ヴォーカルのR.A.ラママニの作曲。1曲目はタイトル通りにほとんどヴォイスのソロ。2曲目は前半マリアーノのフルートも聴けるスペーシーな曲ですが、後半はパーカッションとヴォーカルも入って、ややテンポのあるインドの曲になっていきます。エキゾチックで哀愁を帯びているヴォーカルから、リズミカルなパーカッションにつながり後半はけっこう盛り上がる3曲目、やや勢いのある曲で、曲のやり取りにインプロヴィゼーションを感じる4曲目、やはり前半静かで後半ヴォーカルを交えながら色彩が変わっていく11分台の5曲目、明るめのヴォーカルのメロディが印象的な6曲目。結果、やっぱりインド音楽。
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