共同企画(’21年終了)

無料ブログはココログ

« In Line/Bill Frisell | トップページ | Codona 3/Collin Walcott/Don Cherry/Nana Vasconcelos »

2005/12/07

Journey's End/Miroslav Vitous

1242

ミロスラフ・ヴィトウスのリーダー作。彼のアルバム、国内盤で手に入ったのはそんなになく、このアルバムのように輸入盤で入手するしかなかったものもありましたし、CDの発売が少し遅れたものもあったと思いました。ここでのメンバーとしては、ジョン・サーマンがアクセントになっていて、マイペースで吹いているんだけど、なぜか惹かれるものを持っています。しかもジョン・テイラーとヨン・クリステンセンの参加が目をひきます。ベースのフレーズなどは、ヴィトウスらしさがけっこうあって、そういう聴き方も楽しみがありますね。少しおとなしめの曲が目立つので、これもまたECMらしいと言えば、らしいか。

 

Journey's End/Miroslav Vitous(B)(ECM 1242)(輸入盤) - Recorded July 1982. John Surman(Ss, Bs, Bcl), John Taylor(P), Jon Christensen(Ds) - 1. U Dunaje U Prespurka 2. Tess 3. Carry On, No.1 4. Paragraph Jay 5. Only One 6. Windfall

(99/04/08)低めの温度感を持つサウンドの、ECMらしいアルバム。参加メンバーも良いし、作曲のバランスからも、どちらかと言うと4人の合作のような感じ。ベースソロで静かにスタートして他の楽器が徐々に絡んできて盛り上がっていく、チェコの民謡にインスパイアされたという哀愁の漂う1曲目、しっとりとしているメロディが心に入り込みつつサウンドがドラマチックに展開する2曲目、あらかじめ作曲されたような、全員によるインプロヴィゼーションの3曲目、自由度は高そうながらも皆で盛り上がっていく4曲目、エレキのフレットレスベースを使用していると思われ、ヴィトウスの父親に捧げたという、静かでメロディが散発的に届いてくる5曲目、哀愁路線の浮遊感のあるメロディが心にせまってくる6曲目。

 

« In Line/Bill Frisell | トップページ | Codona 3/Collin Walcott/Don Cherry/Nana Vasconcelos »

音楽」カテゴリの記事

ECMレーベル」カテゴリの記事

ジャズ」カテゴリの記事

ECM1201-1250番」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: Journey's End/Miroslav Vitous:

« In Line/Bill Frisell | トップページ | Codona 3/Collin Walcott/Don Cherry/Nana Vasconcelos »

HMVへのリンク

  • HMV&BOOKS online

アマゾンへのリンク

2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリー

メールアドレス

友人が運営しているサイト