Codona 3/Collin Walcott/Don Cherry/Nana Vasconcelos
Codona3部作の最終のアルバム。1曲目の日本の民謡が出所不明で興味を引きますが、こういう無国籍なサウンドを、日本からとしてやってしまうところなど、彼ららしいなあ、と思います。こういうグループが3枚もアルバムを出してしまったのは、やはり人気があったから、とも解釈できますけど、元々アルバム3枚分の予定だった、と考えても、それもまた真なりかな、とも思えます。最近はBOXセットのストリーミングで3枚分一気聴きとかやってましたが、三部作の個別のアルバムもストリーミングで検索できるので、これもオリジナルの曲なので、別々に聴いても楽しいし、選択肢が広がったような気がしてます。
Codona 3/Collin Walcott(Sitar, Tabla, Voice, Per)/Don Cherry(Tp, Org, Voice, Per)/Nana Vasconcelos(Berimbau, Per, Voice)(ECM 1243)(輸入盤) - Recorded September 1982. - 1. Goshakabuchi 2. Hey Da Ba Doom 3. Travel By Night 4. Lullaby 5. Trayra Boia 6. Cicky Clacky 7. Inner Organs
(03/01/12)このメンバーでの3枚目で最終作。1曲目は日本の民謡らしいですが、該当の曲が不明の10分台の曲。かなり空間的な日本的な表現やそこはかとない日本情緒を保ちつつ、盛り上がっていきます。エキゾチックで無国籍的なワールド・ミュージックの、皆で歌うメロディが印象的な2曲目、静かですがやはりエキゾチックな雰囲気を持って後半フレーズのやり取りが見られる3曲目、曲名通りゆったりと優しいメロディに包みこまれるような4曲目、ヴォイスというかしゃべりをバックにメロディが淡々とゆっくり綴られていく5曲目、何となくアフリカ寄りの味付けもあるヴォイスによって進んでいく6曲目、オルガンの音を中心に散発的に他の楽器やヴォイスが絡んできて、徐々に密度が高くなって盛り上がっていく7曲目。
(注)Don Cherry(Tp, Doussin'gouri, Fl, Org, Melodica, Voice)/Nana Vasconcelos(Belinbau, Cuica, Talking Drum, Per, Voice)/Collin Walcott(Sitar, Tabla, Hammered Dulcimer, Sanza, Timpani, Voice)/The Codona Trilogy(ECM 2033-35)として3枚組BOXとして’08年に再発。
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