All The Magic!/The One And Only/Lester Bowie
レスター・ボウイのリーダー作。これも1枚ずつ出した方がいいんじゃないかと思える、CD2枚組のそれぞれにアルバムタイトルがあって、バンド編成とソロのアルバムに分かれています。おそらくはカップリングしてある程度の販売数が見込めるという判断なのでしょうが、どっちがいいのかちょっと迷ってしまいますね。ただ、レスター・ボウイはアルバム作りの才能はあったと見え、アート・アンサンブル・オブ・シカゴの中でも彼だけが当時アルバムをソロで作ってましたね。まあ、たまにはこういう作り方もあってもいいじゃないかとは思いますが、これもまた、白状すると、購入時に何度かかけただけでした。
All The Magic!/The One And Only/Lester Bowie(Tp, etc)(ECM 1246/47)(輸入盤) - (All The Magic!) - Recorded June 1982. Ari Brown(Ts, Ss), Art Matthews(P), Fred Williams(B), Phillip Wilson(Ds), Fontella Bass(Vo), David Peaston(Vo) - All The Magic 1. For Louie 2. Spacehead 3. Ghosts 4. Trans Traditional Suite 4. Let The Good Times Roll The One And Only (The One And Only) - 1. Organic Echo 2. Dunce Dance 3. Charlie M. 4. Thirsty? 5. Almost Christmas 6. Down Home 7. Okra Influence 8. Miles Davis Meets Donald Duck 9. Deb Deb's Face 10. Monkey Waltz 11. Fradulent Fanfare 12. Organic Echo(Part 2)
(99/05/14)1枚目はバンド編成で、ジャズというよりはもっと分かりやすい曲をさらに分かりやすく、あるいはその上に時々アバンギャルドを重ねて、ところによってはずっとアバンギャルドに、というようなサウンド。ヴォーカルの入った曲もあります。ピアノやベース、ドラムスは入っていますが、ある意味でブラス・ファンタジーにつながるサウンド。こちらはオリジナルが半分ほどの構成。 組曲になっている曲もありますが、作曲者が違う曲も混ざっていて、個々の曲として聴けるような気もします。2枚目はソロでの演奏で、全曲彼のオリジナル。多重録音の部分もあると思いますが、かなりスペイシー(悪く言えばスカスカ)な印象も。2枚組ですが、タイトルもそれぞれについていて、どうしてこの2枚がカップリングされているのか不明。
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