A Cool Blue/Tim Warfield Quintet
Criss Crossレーベル順番聴き2日目。今日はティム・ワーフィールドのCriss Cross1枚目のリーダー作です。けっこう印象が強く、トランペットのテレル・スタッフォードはストレートにスコーンといくタイプのようですが、他のメンバーは現代的ながらもひたすら黒いエネルギーを持っているといった感じで、熱いサウンドが繰り広げられています。アルバムとしてのインパクトも大きい。特にタラス・マティーンの粘り気のあるベースが黒っぽさに輪をかけているような気もします。と言いつつ、4、8曲目のように、そのコッテリさ加減はどこへ行ってしまったんだと思えるような曲もあるので、いろいろな引き出しを持っているタイプなのでしょうけれど。メンバーの組み合わせで面白くなったと思われます。
A Cool Blue/Tim Warfield(Ts) Quintet(Criss Criss 1102)(輸入盤) - Recorded December 27, 1994. Terell Stafford(Tp), Cyrus Chestnut(P), Tarus Mateen(B), Clarence Penn(Ds) - 1. Titi Boom 1 2. Summertime 3. I Didn't Know What Time It Was 4. Dedicated To You 5. Night Train 6. A Cool Blue 7. Titi Boom 2(Complex Dialog) 8. Waltz For The Ordinary 9. Mr. Jin
(05/12/10)Tim Warfield作は全9曲中2曲(6、8曲目)で、Tarus Mateen作も1、7曲目に。現代ハード・バップという感じのジャズで、熱くせまってくる場面が多く、テナーも今風ながらやや熱い。エネルギー全開のアップテンポのジャズ、そしてテンポやサウンドを変えつつ、パワーのある1曲目、かなりコッテリしているようなスタンダードの2曲目、ミディアムでもソロになるとやっぱり燃えてきてしまう3曲目、一転ゆったりと、しっとりとしたバラードの4曲目、ちょっとコミカルなテーマを持つアグレッシヴなブルースの5曲目、やっぱりブルースに近いと思われるタイトル曲の6曲目、ベースのモッサリ感を中心に1曲目の続きの7曲目、8分の6拍子で優しいアプローチを見せる8曲目、ウェイン・ショーター作でモーダルな雰囲気の9曲目。
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