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2005/11/18

Voice From The Past-Paradigm/Gary Peacock

1210

ゲイリー・ピーコックのリーダー作。ヤン・ガルバレクにトーマス・スタンコ、ジャック・ディジョネットとのクァルテットとなるとけっこう力が入っているなあ、と思います。演奏は「やや思索的」と以前に書いたのも、リーダーの性格によるものではないでしょうか。けっこうこういうサウンド、好きなんですけれどもね。ただ、3曲目はオーソドックスな4ビートに近い曲だし、4曲目はフリー・インプロヴィゼーションかと思えるような場面があるし、曲のヴァリエーションとしては広いのではないかと思います。それでも、やはりピーコックの性格でしょうか、素直に盛り上げてはくれないようなところもありますね。

 

Voice From The Past-Paradigm/Gary Peacock(B)(ECM 1210)(輸入盤) - Recorded August 1981. Jan Garbarek(Ts, Ss), Tomasz Stanko(Tp), Jack DeJohnette(Ds) - 1. Voice From The Past 2. Legends 3. Moor 4. Allegory 5. Paradigm 6. Ode For Tomten

(99/09/10)全曲ゲイリー・ピーコックのオリジナル。やや思索的なサウンドの印象を持つアルバムですが、 北欧・東欧のフロントに、このリズム隊なので、かなりスゴいメンバーです。1曲目は哀愁を帯びたテーマではじまり、ややフリーのサウンドの中を淡々と語りかけてくるような11分の曲。2曲目は、どちらかと言うと混沌としたリズムの上を泳ぐメロディ、という感じの曲。3曲目は再演曲で、このメンバーにしては、オーソドックスな4ビートにやや近い曲。4曲目はどちらかと言うとフリー・インプロヴィゼーションに近い展開。5曲目はメンバーの丁丁発止のやり取りでさらにフリーな展開を示します。6曲目はやはり哀愁を帯びていて、ドラマチックに盛り上がる部分も。でも、思索的と言えば思索的な演奏だと思います。

 

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