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2005/11/26

Psalm/Paul Motian

1222

ポール・モチアンのリーダー作。このアルバムでは後にトリオを組むビル・フリゼールとジョー・ロヴァーノが加わった、クァルテットの編成で、次のステップへ行くための過渡期のようなアルバムになっています。特にフリゼールのギターは、全体のサウンドに大きく影響を与え、今までのアプローチとは違ったサウンドをもたらしています。それにしてもモチアンは作曲が得意ですね。まあ、あまり目立つ曲ではないですけど、ECM的になかなかマッチしている曲を書いています。それでも2曲目はハードなジャズという感じではありますが、ビートは8ビートになってますね。このアルバムではいろいろな曲があって、興味深いです。

 

Psalm/Paul Motian(Ds)(ECM 1222) - Recorded December 1981. Bill Frisell(G), Ed Schuller(B), Joe Lovano(Ts), Billy Drewes(Ts, As) - 1. Psalm 2. White Magic 3. Boomerang 4. Fantasm 5. Mandeville 6. Second Hand 7. Etude 8. Yahllah

全曲ポール・モチアンの作曲。ビル・フリゼールとジョー・ロバーノが参加した最初のアルバムで、それ以前のサウンドとこの3人でのサウンドが混在している感じ。やはりギターのサウンドには、当時から独特のものがありました。 タイトル曲の1曲目は、スペイシーに包みこむギターが荘厳な雰囲気を醸し出しています。けっこうハードに切り込んできて、切れ味抜群にジャズしている2曲目、ジャズとしてはドッシリとした感じでやや浮遊感風味の3曲目、 個々の楽器がそれぞれの場面で語りかけてくる4曲目、南から風が吹いてくるようなゴキゲンなカリプソの5曲目、テーマはあるものの、自由に展開していく6曲目、ギターだけで哀愁の世界を奏でる7曲目、ギターが幻想的な風景を演出していく8曲目。

(注)Paul Motian(Ds, Per)(ECM2260-65)で6枚組BOXとして、’13年に再発。

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