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2005/11/30

Later That Evening/Eberhard Weber

1231

エバーハルト・ウェーバーのリーダー作。ここでもビル・フリゼール参加のクレジットがありますが、彼はECMでは万能選手になりゆくところだと思います。他にもライル・メイズも出ていて存在感のあるシンセサイザーだし、なかなか興味深いメンバーですね。リーダーを含めて個性的な音のミュージシャンが多く、アルバムとしても完成度が高いのではないかと思えます。やっぱりエバーハルトは、リーダーとしての素質を大いに持っていたんですね。それが証拠に(’23年)、中古盤の流通価格が高めなのは人気があるようです。あえて収録曲を4曲にして長めの曲が多いのも、このメンバーを使ってドラマチックな曲に仕立てたかったんだろうなあと。

 

Later That Evening/Eberhard Weber(B)(ECM 1231)(輸入盤) - Recorded March 1982. Paul McCandless(Ss, Oboe, English Horn, Bcl), Bill Frisell(G), Lyle Mays(P), Michael DiPasqua(Ds, Per) - 1. Maurizius 2. Death In The Carawash 3. Often In The Open 4. Later That Evening

(99/05/02)4曲ともエバーハルト・ウェーバーのオリジナル。個性的なミュージシャンの集まりです。楽器の音そのものが個性的(特にギター、ベース)なのですが、このメンバーならではのドラマチックな曲が展開されています。特にライル・メイズがパット・メセニー・グループ以外で演奏することは珍しいので、その奏法も含めて貴重かも。ゆったりとしたホーンのメロディが印象的で、叙情的に曲が流れていく1曲目、よりスペイシーで時間の流れがゆっくりしている前半から、次第に盛り上がっていく16分台もの2曲目、フリー・インプロヴィゼーションのような出だしから、時々ベースのメロディと交錯する変化と自由度の高い11分台の3曲目、淡々とベースで情景が綴られていくタイトル曲の4曲目、と続きます。

 

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