Full Range/Eric Alexander Sextet
Criss Crossレーベル順番聴き5日目。今をときめくエリック・アレキサンダーですが、この時から光っていますね。シャープな音色、ややメカニカルなフレーズで、バラードなどでも速いフレーズを織り込んだりしていながらも、歌心は忘れていない、という感じで、こういうタイプはマイケル・ブレッカーと並んで個人的には好きなタイプです。このアルバムでは出演者の6人ともがいいメンバーですし、好演しています。ただ、それでもこのレーベル、圧倒的な名盤との比較で考えると、良いアルバムでもその次点ぐらいから。B級盤が多い、というのもほめ言葉だと思って、聴いています。けっこうこれは良いほうなんですけれど。
Full Range/Eric Alexander(Ts) Sextet(Criss Cross 1098)(輸入盤) - Recorded January 3, 1994. John Swana(Tp), Peter Bernstein(G), Kenny Barron(P), Peter Washinton(B), Carl Allen(Ds) - 1. To The Chief 2. The LInk 3. Darn That Dream 4. Number Three 5. People Will Say We're In Love 6. Song Of Her 7. Night Mist Blues 8. A Beautiful Friendship
(05/11/23)Eric Alexander作は全8曲中3曲(1-2、4曲目)。やっぱり後に大物になってくる雰囲気はある演奏か。ややメカニカルかなという印象も。懐かしい印象もあって、アップテンポながら個々のソロが光っている1曲目、一転モーダルな進行ですが勢いのあるアップテンポの12分台の2曲目、ややゆったりとしたバラードで、サックスのワン・ホーンが優しさを見せながら時おり速いフレーズを奏でる3曲目、ハードバップそのものの雰囲気のミディアムの4曲目、速いフレーズがスリリングでメロディアスなスタンダードの5曲目、時に速いながらもしっとりとしたフレーズのサウンドのバラードを聴かせてくれる6曲目、ややスローで落ち着いた渋めのブルースの7曲目、スタンダードを10分にわたって明るく料理している8曲目。
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