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2005/11/24

Cycles/David Darling

1219

デヴィッド・ダーリングのリーダー作。なかなか素晴らしいメンバーに囲まれて、メロディもいい曲が多いし、なかなかロマンチックな(というと語弊があるかな)雰囲気を味あわせてくれます。Oscar Castro-Nevesというギタリストはブラジルでは有名なボサノヴァのギタリスト。ここに趣旨に沿ったスティーヴ・キューンの叙情的なピアノが加わると、もう最強と言っていいのではないかと思えてきます。曲ごとに参加者が交替しますけど、どの曲もいい感じで聴けて、変化もある程度ありますし。ECMというレーベルが好きなら、一度は聴いてみてもいいんじゃないかと思えるアルバム。エキゾチックさもきょくによってそれなりにあります。

 

Cycles/David Darling(Cello)(ECM 1219)(輸入盤) - Recorded November 1981. Collin Walcott(Sitar, Tabla, Per), Steve Kuhn(P), Jan Garbarek(Ts, Ss), Arild Andersen(B), Oscar Castro-Neves(G) - 1. Cycle Song 2. Cycle One: Namaste 3. Fly 4. Ode 5. Cycle Two: Trio 6. Cycle Three: Quintet And Coda 7. Jessica's Synwheel

(03/01/12)今見るとけっこうスゴいメンバーです。叙情的な方向に引っ張っていく感じのサウンド。1曲目は味わい深くて切なげなピアノのメロディが印象的な、優しい曲。2、5-6曲目は参加メンバーによるフリー・インプロヴィゼーションで、2曲目がダーリング/ウォルコット/ガルバレクでの哀しみを帯びたエキゾチックなサックス、5曲目がダーリング/キューン/ウォルコットでのパーカッションの上をゆったりと語りかけてくるフレーズ、6曲目がガルバレクを除いたメンバーでの後半盛り上がっていき最後に静かになる演奏です。硬質の冷たさを持つ、静かに進んでいく3曲目、映画音楽のような、さらに深いメロディアスな哀愁路線でせまってくる4曲目、聴き手に静かに寄り添うようにメロディが展開していく7曲目。

 

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