Manhattan Afternoon/Ceder Walton Trio
Criss Crossレーベル順番聴き5日目。また今日でこのレーベルはひと区切り。このレーベルにして久々のベテランのアルバム、しかもピアノ・トリオでの作品。やっぱりベテランの作品はオーソドックスとは言え、歴史を耐えて残ってきただけあって、メロディやリズムが、まるで大排気量の車に乗っているように安定していて、聴いていて安心感があります。そしてシダー・ウォルトン、やっぱり都会的か田舎的かというと、都会的で洗練されているように感じるのは私だけでしょうか。ちょっと間違えるとBGMに使ってしまいそうですが、じっくり聴くだけのものを持っていると思います。それでいて古くはない。名盤というところまではいかないかもしれませんが、なかなかやるなあ、と思います。
Manhattan Afternoon/Ceder Walton(P) Trio(Criss Cross 1082)(輸入盤) - Recorded December 26, 1992. David Williams(B), Billy Higgins(Ds) - 1. There Is No Grater Love 2. St. Thomas 3. Skylark 4. The Newest Blues 5. When Love Is New 6. I Mean You 7. Afternoon In Paris 8. The Theme
(05/10/23)全8曲中Ceder Walton作は2曲(4-5曲目)。ベテランのピアノ・トリオ作。オーソドックスながら右手のメロディと左手のコンピングのバランスが見事。メロディアスなピアノをまずミディアム・アップテンポのスタンダードで堪能することができる1曲目、有名な曲を軽快にカリプソとアップテンポの4ビートのリズムで展開していく心地良い2曲目、ちょっと崩しながらも美しいメロディをミディアムで朗々と奏でる3曲目、ブルースと言うにはスウィンギーでけっこう洗練されている4曲目、都会的で優しくホンワカしたバラードの5曲目、セロニアス・モンクの曲をテーマを借りて彼ら流にアレンジしつつ演奏する6曲目、テーマのメロディと流暢なピアノソロに心奪われる7曲目、マイルス・デイヴィスの「テーマ」をトリオで演奏する8曲目。
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