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2005/10/26

G.I. Gurdjieff/Sacred Hymns/Keith Jarrett

1174

キース・ジャレットのリーダー作。作曲者があるということなんで、まだ始まっていないNew Seriesと同じ範疇だと思いますが、G.I.グルジェフは、20世紀のロシアの神秘思想家という位置づけになっていて、まるで、中世などの音楽の断片から再構築されたような、宗教的なタイトルのついた曲が並んでいます。キースのある側面のひとつではあるのですけど、よくこういう作曲家を選んできたなあ、と思います。ひたすらに淡々と、それでいて深淵を覗くような世界を垣間見える感じです。純粋に観賞用にもいいと思うのですけど、心を落ち着かせたいときに聴くといいなあ、とも思います。

 

G.I. Gurdjieff/Sacred Hymns/Keith Jarrett(P)(ECM 1174) - Recorded March 1980. - 1. Reading Of Sacred Books 2. Prayer And Despair 3. Religious Caremony 4. Hymn 5. Ortodox Hymn From Asia Minor 6. Hymn For Good Friday 7. Hymn 8. Hymn For Easter Thursday 9. Hymn To The Endless Creator 10. Hymn From A Great Temple 11. The Story Of The Resurrection Of Christ 12. Holy Affirming - Holy Denying - Holy Reconciling 13. Easter Night Procession 14. Easter Hymn 15. Meditation

邦題「祈り~グルジェフの世界」。クラシック系のECM New Seriesが出はじめの頃なので、本当ならばそちらに入るようなアルバム。作曲者のG.I.グルジェフは、20世紀のロシアの神秘思想家という位置づけらしいのですが。 宗教色の強いタイトルの曲が15曲、荘厳な雰囲気でピアノでゆったりと奏でられていきます。曲のタイトルも「聖典」「祈祷」「儀式」「賛歌」「復活祭」「瞑想」などキリスト教のキーワードが随所にちりばめられています。現代の音楽なのにもっと古い時代の素朴な感触も。これは記譜された音楽ですが、キース・ジャレットの即興演奏のある部分と似ている、つまり、境目が見分けにくく、ほぼ同化している、とも言えます。こういう 宗教的要素の強いピアノも聴いていると落ち着きます。

 

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