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2005/09/29

Simplicity/Walt Weiskopf Sextet

1075
Criss Crossレーベル順番聴き4日目。ウォルト・ワイスコフという人は、メカニカルなサックスを吹く人で、曲もオリジナルがこのアルバムでは多いのですが、メロディアスというよりはちょっと変わった作風の作品ばかりです。3管のアレンジもやっぱり個性的というか、変わっている使い方だな、と思います。オーソドックスなメロディを追求するジャズファンにはキツイかな、というのが正直な感想。でも、メカニカルな感じではあっても、フリーにはなっていないし、ここら辺、最近の例えばウェイン・ショーターあたりを好きな人には受け入れられそうな気配。私はこういうタイプのミュージシャンは好きなんですけれど。問題は一般受けするかどうか、かも。それでも4曲目のバラードは普通の雰囲気を漂わせてはいましたが。


Simplicity/Walt Weiskopf(Ts) Sextet(Criss Cross 1075)(輸入盤) - Recorded December 23, 1992. Andy Fusco(As), Conrad Herwig(Tb), Joel Weiskopf(P), Peter Washington(B), Billy Drummond(Ds) - 1. Churchbells Of A Home Away From Home 2. Lazy Afternoon 3. Misbegotten 4. The Sounds Around The House 5. Simplicity 6. Insubordination 7. Gone Tomorrow 8. Brazilia 9. Wonderful Nightmare

(05/09/25)Walt Weiskopfの作曲は全9曲中7曲。実力者ぞろいで、3管だけれども不思議な使い方かも。細かいリズムを刻むテーマからアップテンポの4ビートでややメカニカルにソロが展開する1曲目、ワルツ進行のスタンダードをゆったりと、ちょっとルーズなアンサンブルで表現する2曲目、ミステリアスなテーマのハーモニーからその雰囲気でややアップテンポのソロに移る3曲目、一転しっとりとメロディアスなバラードの4曲目、ミディアムながら不可思議なフレーズでソロが進んでいくタイトル曲の5曲目、アップテンポでテーマやソロもウルトラ級な6曲目、ワルツのマイナーブルースですがそれっぽい感じがしない7曲目、淡い感じだけれど浮遊感のあるボッサ(?)の8曲目、ややアップテンポでメカニカルな感じの9曲目。

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