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2005/08/10

Mountainscapes/Barre Phillips

1076

バール・フィリップスがフリーの大家である、ということも知らないで聴いていた時期の1枚。タイトルからしてそれっぽいのですけど、これはフリーと言うよりはあえてタイトルをこのようにして、作曲(少なくともテーマと曲調の提示はあった)されたもののようではあります。シンセサイザーがこの時期出てきて、それを曲によって何人ものミュージシャンが捜査して演奏をしています。当時はアナログシンセの時代だったので、セッティングも大変だったろうなあとは思います。改めて前置きの文章を書くにあたって、意外な事実や記憶違いがいろいろと発見されて面白いと思っていますが、ボケてきたのかな?

 

Mountainscapes/Barre Phillips(B)(ECM 1076) - Recorded March 1976. John Surman(Bs, Ss, Bcl, Synth), Dieter Feichtner(Synth), Stu Martin(Ds, Synth), John Abercrombie(G) - 1. Mountainscape 1 2. Mountainscape 2 3. Mountainscape 3 4. Mountainscape 4 5. Mountainscape 5 6. Mountainscape 6 7. Mountainscape 7 8. Mountainscape 8

曲名がマウンテン・スケープ1~8なので、組曲形式なのでしょうか。シンセサイザーを本格的に使用しているアルバムとしてはけっこう古い方で、うまく全体のサウンドにマッチしています。1曲目はさっそくジャズロックとインプロヴィゼーションの雰囲気をダイレクトに伝えます。シンセサイザーをバックにサックスが彩りを添える2-3曲目、ベースが比較的前面に出ていてサックスとの相性も良いゆったりした4曲目、スペーシーなワン・コードの曲の上をアグレッシヴにサックスが歌う5曲目、民族音楽的のようでもあり幻想的な6曲目、シーケンサーとベースで演奏される叙情世界の7曲目。ジョン・アバークロンビーは8曲目に参加していて、ある意味でビートが効いたフリーに近いサウンドの中をサックスと自由に飛び回ります。(99年10月1日発売)

 

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コメント

浮遊音よりは、ビートがしっかりしている方が面白いですね。フィリップスのビート、良かったです。
http://kanazawajazzdays.hatenablog.com/entry/2016/09/05/082240

>kenさん

コメントどうもありがとうございます。

浮遊感とビート感とシンセサイザー、って感じだったでしょうか。このあたりバール・フィリップスとECMとの融合という感じがします。

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